【Flavor History 第三弾】開催しました!

2024年6月29日(土)、名古屋・錦のMOLNODAにて開催された「Flavor History 第三弾」。この夜も、日本酒と日本文化の深い結びつきを感じる貴重なひとときとなりました。

日本酒の歴史は戦国時代どころか、弥生時代にまで遡る──。そんな話題から始まった今回のトークショー。日本酒の専門家・山本将守と、歴史博士・傍島将大氏が、酒蔵の成り立ちとその背景にある地域文化や時代の流れを、ユーモアを交えながら掘り起こしていきました。

さらに今回は、岐阜県から銘酒「竹雀(たけすずめ)」を醸す大塚酒造の蔵元・大塚さんをゲストにお迎えしました。蔵の歴史や醸造哲学を、実直な語り口で丁寧に共有してくださり、参加者一同がその誠実さと熱意に引き込まれていきました。

特に印象的だったのは、蔵人との距離感。大塚さんの“人柄そのもの”が語る酒造りの姿勢は、まさに言葉を超えて胸に響くものでした。見た目の爽やかさもさることながら、語る姿の端々から「酒に向き合う真摯さ」がにじみ出ており、会場の空気を一層あたたかなものにしてくれました。

イベントでは、「竹雀」を代表する銘柄と、それに合わせたおつまみを提供。ノンアルコールのジュースもご用意し、お酒が飲めない方にも日本酒文化の魅力を感じていただける構成としました。

「日本酒はただの嗜好品ではない。
その造りには文化があり、歴史があり、人がいる。」

日本酒は今や、味わうだけでなく、その背景を知ることでより深く楽しめる“無形のアート”。このイベントを通して、日本酒との距離がぐっと近くなったという声も多数いただきました。

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
定員に達し、抽選となってしまった方々には申し訳ありません。次回の開催にぜひご期待ください。


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📖 作者プロフィール

山本将守プロフィール写真

山本 将守(やまもと まさもり)
1980年11月6日生まれ。酒屋「中村屋」運営。純米酒専門店「YATA」創業者。
長年にわたり、造り手・売り手・提供者・審査員といった多面的な立場から日本酒文化を見つめ、実践と提言を続けている。

◆ 主な資格・実績
・第5回 世界きき酒師コンクール世界大会 審査員
・第4回 世界きき酒師コンクール世界大会 ファイナリスト
・名誉きき酒師/日本酒学講師/ソムリエ
・日本酒サービス研究会(SSI)役員
・JAPAN TIMES「100 Next-Era Leaders in ASIA 2017–2018」選出
・その他、国内外での講演・審査・監修実績多数

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