【Flavor History 第四弾】開催レポート
2024年8月24日(土)、名古屋・錦のMOLNODAにて、「Flavor History 第四弾」が開催されました。会場は終始熱気に包まれ、多くの参加者が日本酒の奥深さと新たな視点に触れ、盛況のうちに幕を閉じました。
今回のイベントでは、「日本酒は飲むだけの文化ではない」という想いのもと、トークセッションと試飲を通じてその背景にある歴史や造り手の情熱を掘り下げました。
戦国時代よりも古い、弥生時代にまで遡る日本酒の歴史。偉人たちの歩みにも常に寄り添ってきた日本酒という存在が、どれほど深く日本文化と結びついているかを、日本酒の専門家・山本将守と、歴史博士・傍島将大氏が軽快に解説しました。
さらに今回は、蔵元ではなく、山本自身が酒造りのリーダーとして主導するプロジェクト「Phantom Brewery」の舞台裏や、そこにかける想い、挑戦の苦労についても語られました。伝統ある酒蔵を舞台に、匿名醸造家たちとともに試行錯誤を重ねながら、あえて型を破った酒造りに挑む姿勢は、多くの参加者の胸に強く響いたようです。
イベントでは、実際にPhantom Breweryが関わった銘柄をはじめ、対象酒蔵の代表酒と、それに合わせた特製のおつまみも提供。アルコールが苦手な方にはノンアルコールのジュースをご用意し、どなたでも心地よく楽しめる場づくりを大切にしました。
「酒蔵はただ酒を造る場所ではない。
そこには人の思い、文化、地域の記憶が宿っている。」
そんなメッセージが、参加者一人ひとりの中にしっかりと届いた夜でした。
改めて、日本酒は嗜好品の枠を超えた“無形のアート”であり、日本が世界に誇る文化であることを再確認する機会となりました。
ご来場いただいた皆様、誠にありがとうございました。
抽選によりご参加いただけなかった方々には心よりお詫び申し上げます。次回の開催で、またお会いできることを楽しみにしております。





